【 Rhinoceros へインポート 】3Dデータ化した頭を元に、自分専用の眼鏡を作ってみる その1
更新日: - 公開日:2016/05/12
カテゴリー:プロダクトデザイン , Rhinoceros
以前 123D Catch と Memento を使って頭部の3Dデータを作る方法を記しましたが、せっかく作った頭の3Dデータを寝かしておくだけでは勿体ないので、 作成した3Dデータ化した頭を元に、自分専用の眼鏡を作ってみる 、その過程をまとめます。
Rhinoceros という3DCADを使って、デザイン・設計を進めていきます(仕事の合間に進めているため、進み具合は遅くなります…)。
制作過程のその後。こちらも併せてご覧ください。
まず最初にMementoから書き出したOBJデータを、Rhinocerosへインポート。
マテリアルを設定してあるOBJデータをRhinocerosへインポートすると三角形の集まり(メッシュ)で表示されますが、ビューポートの設定をレンダリングに変えてやると、上の様にマテリアルが反映された状態で表示されます。
ちなみにこれまた以前に記した 無償配布中のプラスチック眼鏡フレームの3Dデータ をインポートして重ねてみると、こんな感じ。
こめかみにテンプル(眼鏡の耳に掛かる部分)が食い込んでいるのは、テンプルを予め狭く設計しておき、広げながら掛ける事で頭部をしっかりとホールドしてズリ落ちにくくするためですが、額や頬との間の隙間などもほぼ最初のイメージ通りにデータが仕上がっています。
まずはこの眼鏡フレームの寸法感を参考にしながら、簡単に面を貼り貼り…
基本形状をスカラプティング(スカルプティング)で造型していきます。
まだまだ初期の状態ですが、こんな事を考えながら進めていこうかと。
- メインとなるフレームは3Dである事を活かして、3Dでしかできない造型にする
- 長らくメタルフレームの細いものを掛けていたので、心機一転ボリュームのあるものを。でも重くするのではなく、3Dで設計出来る事を活かして超軽量なフレームにする
- レンズの固定はメタルリムを使って取り外し可能なものとし、毎日外してジャブジャブ水洗いできるように(レンズのお掃除は布などでいきなりゴシゴシ拭くのではなく、流水で埃を流した後に軽く拭くようにすると、コーティングが長持ちします)
- フレームとレンズの固定箇所の寸法を変えないようにし、フレーム側は3Dプリンターで形違いのものを付け替え出来るようにする
とりあえずはこんな感じでしょうか。
まだ先は長いものとなりそうですが、仕事の合間に少しずつ進めて行ければと思います。
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