3Dデータ化した頭を元に、 自分専用の眼鏡を作ってみる その3
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カテゴリー:プロダクトデザイン , Rhinoceros
「3Dデータ化した頭を元に、 自分専用の眼鏡を作ってみる 」という事で、かねてより進めていた自分専用の眼鏡フレームの設計ですが、ひとまず顔に掛ける事の出来る3Dプリント品を入手し、視力矯正用レンズを入れる所までこぎつけました。
【過去記事(こちらも併せてご覧ください。)】
ポイントとしては以下の3つ。
- 毎朝レンズを洗いやすくするため、簡単な動作でレンズの付いた前枠部を取り外し、再装着できる
(レンズを綺麗にする際、布でこするとコーティング剥がれの原因になるため、流水の中で指で優しく洗い流した後に、水気を拭きとるようにしています) - レンズの付いた前枠部を取り外せるため、メインとなる樹脂フレームは色んな形のものを3Dで設計・3Dプリントしておき、簡単に付け替えを行えるようにする
- 3Dでの設計→ナイロン粉末を固める3Dプリント品をそのまま顔に掛けるため、大きなボリュームでも超軽量に仕上げられる(今回のフレームの樹脂部分だけで12g)
今回は強度の都合もあり丁番の無い(テンプルを折り畳めない)ものとしていますが、テンプルを折り畳めるものや他のスタイリングデザインは今後の課題(3Dならではの設計で、丁番ネジも無くしたい…)として、また少しずつ進めていければと思います。
ヘッドマウントディスプレイ 用の眼鏡フレームや、眼鏡の中にバッテリーや配線などを仕込む デバイスメガネ の類は、こうした3DCADでの設計や3Dプリント品での試作制作が不可欠です。
そうした複雑なプロダクトのデザイン・設計・試作制作も手掛けておりますので、ご興味が御座いましたらお気軽にご相談くださいませ。
この新しい眼鏡を掛けた所、生後8か月の下の娘は「ダレダオマエ…」と言わんばかりに大泣きしていたため、しばらくの間は今まで掛けていた眼鏡も併用して使っていく事になりそうです…。
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