車椅子ユーザーのための新しい乗り物
先日、縁あって鯖江市で車椅子のパーツ販売やオーダーメイド車椅子を設計されている ハンドリーム・ワークス の店長・桑原さんとお会いしてきました。
たまたま神奈川県からメーカーの方が、車椅子ユーザーのための新しい乗り物の紹介に来られるそうで、私も見学&試乗させて頂ける事に。
こちらがその新しい乗り物 「WCV S-01」。まるでガンダム・・・。
車椅子ユーザーの場合、ちょうど自転車や原付、バイクに相当する乗り物が無く、移動するには自力で動くか電車・バス・車・タクシーかという、両極端なものでした。
そこで車椅子のまま乗り込む事ができ、安全に安心して運転できる環境にも優しい乗り物として、このホイールチェアビークル「WCV S-01」を開発されたそうです。
どんなものかはまずは動画をご覧下さい。
メーカーは神奈川県の株式会社ワイディーエス。
自動車やバイクのデザイン開発やモーターショーのコンセプトカー制作等をされているメーカーだそうです。
車椅子ユーザーのための乗り物はこれが初めてだそうで、販売もこれからお店を回ってという段階との事でした。
最初のモデルという事で、フレームの溶接やパーツ1つ1つに渡って、かなり力を入れて作られている事が伺えました。
乗り方は、後からスロープに車椅子のまま乗りこみます。
乗り込んだらバーを下ろします。
車椅子が前後に動かないように、車椅子のタイヤを固定します。
あとはキーをひねって走り出すだけ!超簡単です。
アクセルを捻るだけでシュィィィイイィイィィィィーーーンと軽やかに走ります。操作感はスクーターが一番近いかもしれませんね。
ホイールインモーターなので、排気ガスも出さず音も静か過ぎるくらい静かです。
バイクにも使われているショックアブソーバーが付いていて、振動を吸収してくれます。
凝った部品の数々。
スクーターのようなハンドル周り。スイッチを切り替えるとバックもできるようになります。黒いボックスにバッテリーが内蔵されています。
気になるお値段は63万5250円(税込み・バッテリー1セット付き)との事です。
スクーターなどに比べたら高く感じますが、市場にはあまり無かったものであり、この操作性や作りこみを見ると、私には妥当な金額、むしろ安いぐらいに感じました(当社比)。
願わくば沢山普及して値段も安くなる事が一番なのでしょうけどねー。
そのうち福井でもこういった乗り物が見れるかもしれません。
あ、福井では必須であろう雨よけになるキャノピー(透明なカバー)は、現在製作中との事です。
早く完成すると良いですね!
WCV S-01製造元:株式会社ワイディーエス
福井で車椅子をお探しなら:ハンドリーム・ワークス
福井近郊でWCV S-01を試乗されたい方は、ハンドリーム・ワークス様にご連絡をお願いします。
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