【 3D 】 眼鏡 のデザイン
ここ福井県は 眼鏡 の産地という事もあり、弊社では 眼鏡 のデザイン・3Dデータの作成・試作制作などのご依頼も多く頂いております。
3Dデータの作成については、『3Dデータ ( 3DCADデータ ) の作成について』のページにも記載していますので詳しくはそちらをご覧頂きたいのですが、ここでは2010年に手掛けた 眼鏡 のデザインについてまとめます。
クライアントは射出成型フレームのメーカーで、超弾性樹脂(クリスタルイミドⅣ)を使った眼鏡フレームをというご依頼でした。
超弾性樹脂を使うためフレーム形状はオーソドックスなものでも、弾力性や強靭性を持たせる事は可能です。
ただ今回は他のメガネフレームとの差異性を出すために、バネ性を持たせる箇所に見た目にもバネ性があると分かる様にデザインしています。
初期のスケッチ
当初はこうした金属の丁番部品を使うイメージでしたが、より弾力性を持たせるために、丁番も樹脂一体成型で製造する方向へ。
眼鏡で心地良く頭をホールドするバネ性を持たせるには、バネ材の厚みを薄くして弾力性を持たせるのが一般的な手法ですが、今回は前枠から丁番に掛けて立体的に距離を稼ぐ事で、適度なバネ性を持たせるように路線変更しました。
デザインにOKが出れば、Rhinocerosを使っての3Dデータの作成へ。
この後は作成した3Dデータを元に光造型にて試作品を制作し、量産へ進んでいます。
【最終形状】
値段が高くても興味を持ってもらえるものは、見た目が他と違うだけではなく、そこに機能性や感性を持たせていくしかないのではないかと考えて、弊社ではこの様に形に意味のあるデザインをご提案できるように心掛けています。
3Dデータの作成も併せてお受けする事が多いため、いつか機会があれば、3DCADを使ったからこそできる造型にもチャレンジしてみたいと考えています。
弊社ではこうした3Dデータの作成や光造型などの試作品制作も含めたご提案が可能です。
ヘッドマウントディスプレイとそのユニットを取り付ける眼鏡フレームや、ドクターが手術中に掛ける眼鏡フレームのデザイン・設計なども手掛けていますので、そういった特殊な眼鏡やサングラスなどのデザイン・設計でお困りの際は、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
WORKS一覧ページへ
コメントを残す