i.Design Studio | アイ・デザインスタジオ

アイ・デザインスタジオ は ヘッドマウントディスプレイ や スマートグラス 、日用品などの工業デザインや、 3Dデータの作成 、 3DCG の作成、グラフィックデザイン・ウェブデザインを手掛ける、福井県のデザイン事務所です。

倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )

倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )

倒木 とひとくちに言っても、森にあるリアルなものからファンタジーの世界に出てきそうなものまで、実はいろんな表情があります。
今回は ジオラマ制作 で使用される、 ミニチュアサイズ の 倒木 の 3Dデータ を作成しました。

完成したデータは全長 約4cm ほどの小さなものですが、樹皮の凹凸の細部までしっかり作り込んでいるので、大きく 3Dプリント しても十分に見応えのあるディテールに仕上げています。

はじまりは簡単な スケッチ から

モデリングのスタートは、シンプルな手描きスケッチ。
といっても、かっちりした図面ではなく、あくまでラフなイメージを描く程度です。
どんな枝ぶりにするか、崩れ具合はどう見せるか……など、全体の雰囲気を共有するための「イメージ合わせ」が大切なステップ。
この時点でプロポーションのバランスもざっくり整えておくと、後のモデリングがぐっとスムーズになります。

倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。最初のイメージスケッチ。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。まずはプロポーションから造形していきます。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。枝ぶりが見えてきたら、少し細かな筋模様をスカルプト。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。より詳細な樹皮の凹凸模様も彫り込んでいきます。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。完成した 3Dデータ 。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。完成した 3Dデータ 。根っこの裏側の朽ち果てた部分も造形しています。

こちらは制作過程を1分の動画にまとめたものです。

完成したデータは 3Dプリント し、ジオラマ製作に使われています

3Dプリント品にサポートの除去や塗装を施したら、このような姿に。
ちっちゃい木の破片のようですが、こうした形で使われています。

大きなものは全長 約13cm ほどに拡大したものですが、そこまで拡大してもディテールはしっかりと見えるように彫り込んで造形しています。

倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。3Dプリントするとこんな感じ。全長約 4cm の小さな倒木です。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。小さい方は 約4cm 。大きな方は 約13cm と、拡大しても樹皮の凹凸はしっかりと見えています。
  • 倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。小さい方は 約4cm 。大きな方は 約13cm と、拡大しても樹皮の凹凸はしっかりと見えています。

ご依頼いただいたのは福井市の造形作家・モデラーの S MODEL WORKS 様。
ジオラマ製作講座もされているので、ご興味がございましたらチェックしてみてください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

WORKS一覧ページへ