倒木 の 3Dデータ作成 ( スカルプト )

倒木 とひとくちに言っても、森にあるリアルなものからファンタジーの世界に出てきそうなものまで、実はいろんな表情があります。
今回は ジオラマ制作 で使用される、 ミニチュアサイズ の 倒木 の 3Dデータ を作成しました。
完成したデータは全長 約4cm ほどの小さなものですが、樹皮の凹凸の細部までしっかり作り込んでいるので、大きく 3Dプリント しても十分に見応えのあるディテールに仕上げています。
はじまりは簡単な スケッチ から
モデリングのスタートは、シンプルな手描きスケッチ。
といっても、かっちりした図面ではなく、あくまでラフなイメージを描く程度です。
どんな枝ぶりにするか、崩れ具合はどう見せるか……など、全体の雰囲気を共有するための「イメージ合わせ」が大切なステップ。
この時点でプロポーションのバランスもざっくり整えておくと、後のモデリングがぐっとスムーズになります。
こちらは制作過程を1分の動画にまとめたものです。
完成したデータは 3Dプリント し、ジオラマ製作に使われています
3Dプリント品にサポートの除去や塗装を施したら、このような姿に。
ちっちゃい木の破片のようですが、こうした形で使われています。
大きなものは全長 約13cm ほどに拡大したものですが、そこまで拡大してもディテールはしっかりと見えるように彫り込んで造形しています。
ご依頼いただいたのは福井市の造形作家・モデラーの S MODEL WORKS 様。
ジオラマ製作講座もされているので、ご興味がございましたらチェックしてみてください。
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