コンペイトウ という魚をご存知ですか？
コンペイトウ と聞くと、あの甘くてカラフルなお菓子を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、魚のコンペイトウは体の表面にお菓子のコンペイトウのような凹凸のある、カワイくて憎めない顔をしたお魚です。

そんなコンペイトウを特集した「 こんぺいとうハウス 」が、福井県にある 越前松島水族館 にあるのをご存知でしょうか？
ご縁があり、今回はこのコンペイトウの 3Dデータ制作 を担当させていただきました。

コンペイトウ ってこんなお魚↓↓↓

造形には「 スカルプト 」を使用

コンペイトウのような有機的な曲線や細かな凹凸のあるフォルムは、通常の サーフェスモデリング よりも、粘土をこねるように形を作っていく スカルプト が適しており、今回も Blender を使って造形しました。

さらに、リアルさを追求するために目は別パーツで別途制作し、一部に Rhinoceros （ライノセラス）も活用するなど、ソフトを使い分けることで、より自然で生き生きとした仕上がりになることを目指しています。

3Dプリント したものがそのまま販売中！

作成した 3Dデータ をもとに 3Dプリント されたコンペイトウたちは、 越前松島水族館 のお土産ショップで販売されています。

一昔前の フィラメント式 の 3Dプリンター では精度や表面の仕上がりの問題から、出力品をそのまま商品として並べるなんて考えられませんでした。
しかし、今では 3Dプリンター の性能も飛躍的に向上し、このような販売スタイルも当たり前になってきています。

ぜひ、 越前松島水族館 にお立ち寄りの際は、お土産コーナーで「 コンペイトウ 」を手に取ってみてください！
ゴツゴツした可愛さに、きっと心惹かれるはずです。