【 リトポロジー 】 綺麗なメッシュに貼り直した3Dデータの作成
制作年:
クライアント:H様
制作箇所:3Dデータの作成
リトポロジー (Retopology)とは、頂点数の多いメッシュなどの3Dデータを、より頂点数の少ない綺麗なデータに再構成することを指しますが、こちらは3Dスキャニングしたままの荒れた頭部のデータを リトポロジー するご依頼についてです。
3Dスキャニングしたままのデータでは以下のように表面には凹凸ができたり、影になった部分はスキャニング機器では読み取れずに形状が欠落してしまいますが、
こうした荒れたデータを、サイズを調整した上で 3Dプリント できる胸像用データとしてリトポロジーしています。
(同時に、かつらを被せるために髪の毛を無くし、首回りは胸像に合わせるための凹みを設けています)
通常だと粘土をこねるように作成した頂点数の多いデータを、ゲームやCGアニメーションで使いやすくするために リトポロジー することが多いようですが、今回は主に3Dスキャンデータの荒れたメッシュを綺麗にならして3Dプリント用のデータにする目的でリトポロジーを行いました。
これらは リトポロジー 前後の比較です(左側がリトポロジー前)。
左側の細かい三角形の面が3Dスキャンそのままのメッシュ、右はリトポロジー後のデータです
最終的には3Dプリント可能なOBJデータを納品しました。ご依頼は新潟県にお住いのH様(個人の方からのご依頼です)。
使用したアプリケーションは Blender と Rhinoceros を使用しています。
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