i.Design Studio | アイ・デザインスタジオ

アイ・デザインスタジオ は ヘッドマウントディスプレイ や スマートグラス 、日用品などの工業デザインや、 3Dデータの作成 、 3DCG の作成、グラフィックデザイン・ウェブデザインを手掛ける、福井県のデザイン事務所です。

モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )

モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )

クライアントの S MODEL WORKS 様は昔ながらのモデラー(造形作家・職人)で、手作業や 3Dプリンター も活用して様々なモデルを作られています。
今回はご依頼いただき、 ジオラマ製作教室 で使われる恐竜「 モササウルス 」の 3Dデータ を、 スカルプト (パソコン上で粘土をこねるように造形すること)で制作しました。

モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。完成形。
  • モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。簡単な形から徐々に彫り進めていきます。
  • モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。全体のプロポーションの調整を行いながら、徐々に細部へ。
  • モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。背びれのトゲトゲなど、形が見えつつある状態。
  • モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。体をうねらせる直前の姿。

3D のデータを作る方法はいくつかあり、今回は粘土をこねるように造形していく スカルプト という手法でモデリングしています。
このメリットは何といっても、生き物のような自由な凹凸やシワ、模様を彫り込んでいける事。
Rhinoceros のようなサーフェスモデラーでは、なかなかここまでの造形を施すのは難しいのではないでしょうか(良し悪しではなく、向き不向きの話です)。

こちらは制作過程を1分の動画にまとめたものです。(実際にはン十時間かかっていますが…)

弊社で制作する 3Dデータ は、用途に合わせたファイル形式やサイズでお渡ししておりますが、今回はジオラマ製作でお使いになるという事で、大きさも全長7cmほどの比較的小さなサイズの 3Dデータ を制作しました。
以下は3Dプリントしたものと、実際に私の娘がジオラマ製作を体験した時の完成品となります(かなりリアル!)。

モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。積層跡がほとんど分からないほど精緻な3Dプリント出力品です。
  • モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。サイズは全長およそ7cmほどのミニチュアサイズです。
  • モササウルス の 3Dデータ作成 ( スカルプト )。このグレー色は光硬化樹脂の色のままのため、仕上げと着色をして、ジオラマ製作に使用します。
  • 途中段階でのサンプル。下面側には細かい足(サポート)が付くので、切り取って奇麗にならす工程が必要です。
  • ジオラマ製作のイメージ(娘作・その時により、仕様は異なります)。まるで海の中を泳いでいるようです。
  • ジオラマ製作のイメージ(娘作)。置きやすい小さなサイズです。
  • 別バージョンで親子セットの 3Dデータ も制作しました。

S MODEL WORKS 様では毎年、夏休みやゴールデンウィークなどのお休みの時には、勝山のホテルやショッピングシティ・ベルなどで、ジオラマ製作教室を開催されています。
ご興味がございましたらぜひコンタクトを取ってみてください。




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