人工内耳手術
昨日(24日)、 人工内耳手術 のため入院していた次女が退院してきまして、我が家にとっては一日早いクリスマスプレゼントとなりました。
人工内耳手術
次女は2017年に生まれた時の検査で 重度難聴 と診断されておりまして、この1年以上のあいだ、少しでも聴力が回復するようにと補聴器を付ける事に慣れさせたり、声掛けなど頑張ってきました。
…が、補聴器を付けると音に対する反応はあるのですが、言葉を話し始められるほど聴力は回復せず、診察してもらっている大学病院からは 人工内耳 (内耳の蝸牛に音を電気信号で伝えるシステム)の手術を勧められ、先週の12月20日に両耳に人工内耳を入れる手術を受けることに。
人工内耳手術は耳たぶの後ろ側の皮膚を切り開き、骨を削って電極とセットになったインプラントを設置、顔面神経や味覚神経の隙間を抜けて、蝸牛の中へ電極のワイヤーを通すというもの。
成功率は低い訳ではないようですが、まだ1歳10か月の娘にとっては、手術室で親の姿が見えない環境は酷だったようで、入院中は抱っこすれば寝るけれど、ベッドに寝かすと泣いて飛び起きるということの繰り返し…。今はやっと夜もスヤスヤと休んでくれるようになりました。
人工内耳手術 を受けて昨日退院してきた娘について。耳たぶの後ろの傷口はテープで塞いでいますが、傷跡はこれから目立たなくなるそう。埋め込んだインプラントの膨らみもほとんど分からないように思えます。
音入れ
人工内耳はインプラントを埋め込むことですぐに音が聞こえるようになるものではなく、傷口が落ち着いてから頭の外側に補聴器のような装用具を磁石で取り付け、娘に合わせた音のプログラムをその装用具に入力する「音入れ」が適切に行われて初めて、音を届けることが出来るようになります。
驚かないように最初は小さな音から徐々に入れ始めるので、話せるようになるにはずいぶん時間も掛かりますし、ちゃんと話せるようになるのか、またどれぐらい話せるようになるのかもこれから次第という感じで、先のことは正直まだ分かりません。
配られたカードで勝負するしかない
「 配られたカードで勝負するしかない 」というのはスヌーピーの言葉だったでしょうか。
割とデカめのカードがない状態で始まった次女の人生ですが、これからの私や家族、本人自身の頑張りや気の持ちようで、カードは増えたりさらに減ったりしていくように思います。
今は本人もケラケラ笑いながら明るく暮らしていますが、いつか気付くであろう周りの人との違いを想像すると、やるせない思いが募ります…が、メゲず投げず、なるべくポジティブに、諦める所は諦めつつ、やりたいという事は大いに力を掛け伸ばしていけるように、手助けしてあげたいと思っています。
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